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2004年12月20日

芝川〜狩宿の下馬桜・白糸の滝〜田貫湖

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週末日曜日は残念ながらの曇り空の下、先月行きそびれた田貫湖へ出掛けることに。芝川まわりで狩宿の下馬桜・白糸の滝を経由して田貫湖へ行くちょっと遠回りコース。相変わらず今回も、すんなりとはサイクリングできずにトラブルが待ち受けていたわけで…。


蓬莱橋からの富士川。水はエメラルドグリーンで護岸には紅葉。木の葉がひらひら水面に落ちていく。

富士川橋を渡り信号待ちしていると、前方をよく見かけたウェアを着たロードの集団が走っていく。沼津のHOT ROADのメンバーの方々。HOT ROADには時々私達も出掛けていて、チームの方には4月にあった浜名湖サイクル・ツーリングで大変お世話になった。出発前から私のKHS F20Rの空気圧に不安があり、途中のチェックポイントで携帯ポンプでシコシコしていると丁度前日HOT ROADでご一緒した方が私達の事を覚えていてくれたらしく、空気入れを貸してくださった。その節はありがとうございました。しかし流石に速いなぁ、あっという間に見えなくなっちゃった。、後ろに一人だけ小径車に乗ったおじさんが。お揃いのウェアは着ていない。新しいメンバーの方なのかなぁ。


富士川橋からの富士山。うっすらとしか見えない。富士川は相変わらず工事が進んでいる。

まずはいつもの通り富士川楽座へ。今日は迷わず「いでぼく」のソフトクリームを食べる。1人1個ずつ。ソフトクリームはとってもミルクフルで素朴な軽い味わい。ウェハースは白くてちょっと変わっていた。美味しいねぇ。露店を覗くと、素敵な古布が売られている。あぁ、あれでバッグを作ったら可愛いだろうなぁ、と思いつつも選び始めたら時間がかかりそうなので本日はスルー。みかんを売っているおばちゃんが試食をすすめてくれる。食べたいのをぐっとこらえ消化が悪そうなのでこちらもスルー。旨そうだぁ。


ソフトクリームはとってもミルクフルで素朴な軽い味わい。ウェハースは白くてちょっと変わっていた。美味しい。


富士川楽座で、美味しそうなスプレッドを見つけた。「チーズスプレッドごま」が気になる。

相方が「ねぇねぇ、宝くじが売ってるよ」とやってくる。そういえば最近は買ってなかったけど2人で外出した時は出先でスクラッチくじを1,000円分買うのがちょっとした楽しみだったっけね。久しぶりに買ってみようか。

そうしたらなんと、4等1,000円を当ててしまった。どうせ5等100円しか当らないだろうと思っていたのでにわかに色めいた。…そうだ、この1,000円で年末ジャンボを買おうよ!運がついてるから当るかもしれないぜっ。と思ったのも束の間、既に販売期間が終わっていた。まぁよぃよぃ、替わりに地方くじを買うことに。ふと道を挟んで富士川側の広場を見ると、先程の小径車のおじさんが一人で休憩中。どうやらあの人だけHOT ROADの人ではなかったみたいね。集団に丁度飲み込まれちゃったとこだったのかな。


スクラッチくじを買ったら、4等1,000円と5等100円が当った。当った分で地方くじを買う。

富士川楽座を出発後、しばらく行くと松野の蕎麦屋の前にロードが数台駐輪してある。外からちょっと覗いてみるとHOT ROADのみなさん。昼食中らしい。窓越しに会釈して通り過ぎる。蕎麦もいぃなぁ。

蓬莱橋を渡り沼久保を通って身延線沿線を芝川駅まで。芝川駅からは芝川沿いをゆっくりじっくり北へと登って行く。芝川には小さな水力発電所が点在し、いくつも架かる橋は趣があってまだまだ残る紅葉を楽しめた。この辺りは水が豊富らしい。水路の水は豊かに流れ透き通り、川底には青々とした水草がゆらめいている。そして至る所にクレソン畑。なるほど、この辺りがクレソンの産地っていうのもよくわかる。すごいなぁ。途中、富士山に二重笠が。


富士山には二重笠が。


こんな風景が続く。


水が豊富だからか、いくつもの用水路が。道の右側にもさらにもう1本の水路。


気が付けばだいぶのぼってきた。


柚野橋から芝川をのぞく。

だいぶ登ってきて、もうそろそろ狩宿の下馬桜かいなというところで1軒の焼そばやを発見。そろそろお腹も空いてきたので昼食をとることに。富士宮焼そば、以前市内で食べたのはハズレで、今回はどんなものかねぇと少し斜に構えて入ったのだけど、これが美味しくって大感激!しかも安い。豚肉とイカが入ったミックス焼そばが500円。焼きお握りが付いた焼そばセットが550円。それから、骨付きフランク2本400円も頼む。店のおばさんの話しによると、こちらのお店ではラードは使わずに植物油で炒めるのだけど、これが結構あっさりしていて美味しい。相方曰く、昔子供の頃に駄菓子屋でよく食べた焼きそばに似ていて懐かしく美味しいという。休みの日になると横浜からやってくるお客さんや決まって足を運ぶ人も居るらしい。美味しいね、美味しいね、また来ようね、と言いながらいただく。隠れた名店見つけたゾッと。
お好み焼き まんぷく / アットエス]


偶然見つけた焼そばやさん。ここでお昼にしよう。


富士宮焼そばの特徴の1つ、肉かすを炒める。


美味しそうでしょう。


他にも食欲をそそられるメニューがたくさん。


じゃじゃん。これが、とっても美味しかったんだなぁ。

すっかりお腹も満足したところで、また道を登るとすぐに狩宿の下馬桜に到着。この季節だからもちろん桜を見る事は出来ないものの、その雄姿を見て桜が咲いたらどんなにすごいだろうと想像を膨らませる。うん、春には絶対来なくちゃだな。


狩宿の下馬桜付近にて。菜の花が咲き始め。

しばらくして白糸の滝。ここはひとまず田貫湖を目指そうと先を急ぎ通過。そして道は再び山道に入りずっと登りが続く。あぁ、なんでこんなに登らなくちゃならないんだろうなぁ、富士山もすっか見ないし。なんてことを考える。よく言うよ、このコースは自分で考えたくせにさ、我ながらマゾだなぁと呆れる。こんな感じで私が飽き始めると大抵はゴールはすぐソコなんだけどね。飽き始めていたのはどうやら私だけではなかったらしく、ちんたらと登る私の後ろから着いて来ていた相方がとうとうしびれをきらして私を追い抜いて行った。あぁ、また置いてかれた…。と思ったその時、前方で「ガチャン」。ウワァッ!! チェーンが切れた。AM-GTのチェーンがブチンって切れちゃった。あっちゃぁ、まだ田貫湖まで700mはあろうかってところで、なんてこったい。通る車は殆どないけど、その分スピードを出している人が多い。とりあえず自転車を寄せられる十分なスペースが近くに無かったので、安全確保のために、私は少し下った見通しの良いところに立ち発煙筒代わりに存在アピールをしながら遠巻きに見守る。こんなところで引かれてたまるか。

残念ながら工具はない。そして自転車の様子を見ていた相方はこちらに向かって首を横に振るわけで…。あぁ、やっぱダメかぁ。どうしたもんかね、お前、私のKHSで家まで帰って車で迎えに来い、なんてことを考えていると、「せっかくここまで来たのだから、とりあえず田貫湖まで行こう。それから考えよう。ここまで来れば帰りは下るばかりだからなんとかなるだろう。」と言い出す。ははぁ〜ん、そういう手がありましたか。そうかそうか、なるほどね。自分は押して行くからお前は自転車で先に行けという。ではお言葉に甘えて。

予想通り田貫湖には間もなくついた。先に行けと言われたから先に来たものの、一人で到着してしまうとなんだか後ろめたい。やっぱり迎えに行こうかな、でもその前に大分冷えてきたから上着を着てからにしよう、なんてことを考えながら荷物から上着を取り出していると、もう後ろには相方の姿が。ハイ?! すいません、私ってそんなに走るの遅かったんですか…orz

とりあえず、AM-GTを管理所に預けレンタサイクルを1台借りてサイクリングロードを1周・約4Km。久しぶり乗るママチャリは新鮮でこれはこれで楽しいかも、と相方は言う。目の前を雉子が歩いて横断していく。くちばしが白くて黒い水鳥を見ながらあれって鴨ぢゃないよなぁ、なんていう鳥なんだろう、富士山が見えていたらこりゃぁ田貫湖は最高だねぇ、なんて思いながら写真を撮る。ダイヤモンド富士で有名な田貫湖、特に休暇村富士の前からの富士山の眺めは素晴らしく、沢山のカメラマンが泊まり込みで撮影に来るというのも納得できる。って、アレェ? すいません、ママチャリに追い付けないのですけど…orz


田貫湖には1周約4kmのサイクリングロードがある。


みなさぁん、カメラに向かってお尻を向けないでくださいな。


「たぬきこ」と植え込み。「ぬ」と「き」の間が少し離れているのがまたチャーミング。


休暇村富士の前、サンクチュアリからの風景。ダイヤモンド富士が見られる場所として有名。

来る途中、田貫湖の手前にバス停があったのを見かけたので確認すると時刻表の部分は隠してあった。田貫湖の管理所で尋ねてみると、田貫湖までのバスはなく白糸の滝まで戻ればあるという。白糸の滝までなんとか下ればバスがあるんだ。バスで富士宮まで出ちゃえば電車もあるし。その手でいきましょうかね。

という事で、日が暮れる前に下りようと急いで下山。いゃ、山ではないけどね。慎重に慎重に道を下りつつ、慣性の法則を無駄にしないように丁寧に走る。すごいね、出来るもんなんだね。本人曰く、やっぱりチェーンがついていない自転車は走りにくいらしい。そりゃそうだわなぁ。そして無事、白糸の滝バス停に到着。自転車を畳み、幼いカップルが静かにイチャイチャしているのを横目に、店を閉めて家路につく売店のおばさん達と世間話しをしながらバスを待つ。富士宮駅で電車に乗り換え富士駅へ、そしてその足でいつもの自転車店へ。

とりあえず、続く


富士川橋→富士川楽座→蓬莱橋→芝川駅→狩宿の下馬桜→白糸の滝→田貫湖→白糸の滝
走行距離:約49km
標高差:642m
累計標高(+):1026m
累計標高(−):-384m

Posted at 2004年12月20日 21:19 |   |  Comments (3) | 
Category [ 富士・富士宮周辺 ]
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Comments (3)

 オガワさん、こんばんは。Wonder 3です。私のつたないblogにお越しいただいたようで恐縮です。
ところで、白糸の滝の近辺に音止の滝がありませんか?小学生の頃、毎年家族旅行で、その近辺に出かけていました。夏休みの楽しみでした。でも今回のサイクリングは災難でしたね。

またまた火鉢ですが、その当時の僕にとって一番のぬくもりは、火鉢よりその傍らのおばあちゃんでした。人のぬくもりが一番ですね。

ではまた。

オガワさん、こんにちわ。

蓬莱橋からの富士川は、綺麗な色が出ますね。私も先日、沼久保から芝川に出かけた時に気が付きました。

下馬桜の焼きそば屋さん、今度寄ってみます。下馬桜の所を左に坂を登って、県道184号を横切って行くと大倉川ダムがあります。

石を積み重ねたダムです。検索するとヒットしますが。ダムを半周する(?)道が有ります。(参考になれば)

#チェーン切れ、野田山で体験しました。以後チェーンカッターを持っています。


Я ничто в том ничто, каковым является всё сущее

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