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2005年02月13日

河津桜〜修善寺(前編)河津桜まつりを満喫

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昨年の秋、紅葉を見に行こうと考えていながらも行けず仕舞だった修善寺〜天城〜河津。紅葉がダメなら早咲きの河津桜でお花見だわね、なんて目論んでいたらあっという間に開花のたよりが。早速遊びに出かけようと週末は一足早くお花見サイクリングへ。せっかくだから宿をとり2月12日・13日の1泊2日、1日目は河津桜まつりを満喫、2日目は河津〜天城峠〜修善寺を自転車でゆくことに。

熱海駅で電車を待つ
特急踊り子の車窓から
大島が見えた!
河津駅前桜並木
干物の試食。美味しそう
桜並木の桜は三分咲き
桜茶の試飲。香りを楽しむ
菜の花ロードに入るとだいぶ桜も咲いている。
猪鍋。また味わいたい一品
桜うどん。一食の価値あり
樹齢1,000年の大ソテツ
桜のトンネル・峰温泉付近
河津桜原木
国指定天然記念物・大楠
来宮神社で甘酒サービス
仕上げにお汁粉で温まる
熱海からJR伊東線で伊東駅へ、そして伊豆急行に乗り換えて河津。伊東線の電車に揺られながらふと相方が思いつく。伊東〜河津のJR特急スーパービュー踊り子の特急料金は果たしていくらなんだろう?と。熱海〜河津を踊り子で行くと、料金は乗車券1,650円・特急券1,540円で計3,190円になる。所要時間はおよそ60分。

ところが、伊東〜河津の特急料金・自由席はわずか400円であることから、踊り子を利用するのは伊東・河津のみにすれば計2,050円でゆけることに。所要時間は熱海〜伊東が約23分、伊東〜河津(踊り子)が約46分だから、接続がうまくいけば75分程度となり、その差は15分。

ということは、伊東までの電車の本数も考慮して、熱海駅で踊り子を待たずに先に伊東駅までゆき、後からやってくる踊り子に乗り換えればタイムロスも少なく1,140円もおトク。でかしたぞ!なんてお前は賢いんだ、なぁんて喜ぶ。(いぇいぇ、たまたまそういう接続になったというだけでして、席も確保できる保証はないしおすすめしかねます。しかも、後から計算してみたら特急を利用しなくても熱海・河津は約85分で行ける事が判明。10分に400円を出すかどうかは賛否が分かれるとこでしょう。ただ、特急車両はやっぱり旅の雰囲気を満喫させてくれました。結論。乗って良かった。)

伊東駅で踊り子号へ乗り換える。ハイ、案の定自由席は満席ですね。そうですね、そんなうまくいくはずはない。あぁ、だったらやっぱり確実に座れる各駅停車で行けば良かったかなぁなんてちょっと後悔。ところが、偵察から帰ってきた相方によると自由席の最後尾車両ならまだ空きはあるという。どうしたものか。そこまで辿り着くには沢山の立っている乗客をかきわけながら進まなくてはならず、自転車を抱えながらではそれは流石に無理だろうし、迷惑この上ない。そうね、やりますか、そうしますか。大切なのは、他の乗降客の邪魔にならないことですょ。というわけで次の停車駅でホームをダッシュ。完璧です。ちょっと太ももを自転車でぶちましたが、そんなこたぁ問題ありません。

気がつけば、車窓からは大島が。電車に揺られながらのんびりと眺める。これだから電車旅はたまらない。

お昼頃河津駅着。早速駅で桜まつりのチラシをもらい自転車を組み立てる。駅からは特急が到着する度に沢山の人が流れ出てきて、皆同じ方向へと進んでいる。いぃなぁこの風景。ここ数年、人が殺到する観光地・観光シーズンを避けてきたので久しぶりのこの雑踏にワクワクしてくる。さてと、行きますか。

まずは駅から会場へと続く線路脇の桜並木を自転車を押しながら進む。桜はまだ三分咲きほど。干物や乾物にみかんなどの農産物のお店が並んでる。をっと、自分で焼いて食べる干物の試食を発見。早速、鯖の干物を1切れずつ焼いていただく。美味しい。あっちの背黒いわしも良さそうだし鰆も美味しそうだなぁ。「河津桜まつりょ、出迎えありがとう。」と勝手に思い感謝する。

次に、高架をくぐり菜の花ロードへ。こちらの桜は四分咲きくらい。途中、桜茶の試飲をいただく。桜の香りと塩味がほどよくとっても美味しい。調子に乗って大たこ焼きを。…うん、これは祭りの味でまぁこんなもんなのかな。しばらく行ってサザエの串焼きを食べる。海に近いだけあってやっぱり美味しい。そしてお目当ての猪鍋。人参、ごぼう、大根、白菜などと一緒に炊いてあり、味は味噌仕立て。見てくれからはさほど期待をしていなかったのだけど、味は濃厚でクセがなく、これが非常に美味しい。是非ともまた何度も味わいたい一品。そして仕上げに桜うどん。これ、うどんに桜を練り込んであるらしく麺の色が綺麗なピンク色をしていて、少し濃いめのつゆにほうれん草、生麩、おあげ、ネギが入っている。うどんをすすると、確かに桜の香りがした。美味しいですねって言ったら、普段は天かすを浮かべているのだけど、今日は生憎終わってしまったからおあげをのせてあるんだと、無口なご主人は教えてくれた。一食の価値あり。どれもこれも美味しくて、花より団子で桜三昧。

お腹も満足したところでで、そろそろお花見と観光を。全体的には三分咲き〜四分咲きくらいだったので、やっぱりちょっとお花見には早かったかなぁと諦めていたところ、通りすがりで面白い会話を耳にする。「上の方は満開に近かったよ。」と。なるほど上の方ですね。それぢゃぁ行ってみましょうか。観光客で溢れている河津川左岸から来宮橋を渡り、まだ人の少ない右岸へ。すると間もなく峰温泉入口に。んん、なんだか景色が全体的にピンク色を増してきた。そしてしばらく進むと一気に目の前はピンク色に。すごいすごい、ほぼ満開!桜のトンネルが出来ていた。

そのまま右岸を「河津桜ツーデーマーチ」に参加中の人達とすれ違いながら上流方向へ。しかしすごい数の参加者達。日本のおじさん・おばさんもまだまだ元気だなぁ。踊り子温泉会館の入口に「大ソテツ」の看板。先を行く相方を呼び止めちょっと見て行くことに。このソテツ、直径約2.5mの大主幹から上に数本の支幹に分かれて高さ10mにもなるらしく、樹齢は1,000年以上。国の天然記念物。すごいね、すごいぞ、なんだこりゃぁ、と子供のようにはしゃいでみる。

峰小橋まで走ったところで、川を渡り河津桜原木を見に行く。河津桜は緋寒桜と早咲き大島桜の自然交配種といわれ、町内の飯田氏が昭和30年頃河津川原で苗木を見つけ持ち帰って庭に植えたのがはじまりだとか。昭和49年頃から河津川沿いに植栽が始まって今の桜並木になる。この原木、今年2月2日に町の天然記念物に指定されたもので、普通の民家に植えられているもの。表にはまだ真新しい標柱と案内板が設置されていた。その姿は雄大で圧巻だった。神々しさすらある原木、色が幾分か他の桜より濃いような気がする。

次に向かったのは源頼朝の崇敬厚かったといわれる来宮神社。樹齢1,000年以上といわれる国の天然記念物の大楠を見に行く。この来宮神社、駅で配布されているお花見マップには名前が載っているだけなので、特に花見客も足を伸ばさないらしく、境内には何人かの観光客しかおらずひっそりとしていた。そんな中、なんと甘酒のサービスが!日も傾きはじめ寒くなってきたところで思いもよらなかった無料サービスに大感激。この後、お汁粉を食べる予定だったのにも関わらず、しっかりといただく。どこよりも美味。体も心も温まり、みんなもっと来ればいいのになぁ、と考える。はっきり言っておすすめ。

河津桜に猪鍋、河津桜原木、天然記念物の大楠も満喫したところで、本日の観光は終了。桜まつり会場に戻り、本部近く和菓子屋屋台のお汁粉で仕上げてから宿へ向かう。

河津桜〜修善寺(中編)今井浜温泉・海の幸に舌鼓につづく。


【2/16 追記】
地図ソフト作者のGPSサイクリングの茅沼さんも同じ日、桜まつりに出かけられていたようです。⇒BD-1ルート 05/02/12-13 南伊豆、2つの桜祭り

Posted at 2005年02月13日 19:40 |   |  Comments (2) | 
Category [ 伊豆 ]
Tag [  ,  ]

Comments (2)

こんばんは、リンクありがとうございます。私たちも昼頃に河津に着き、小腹を満たしながら川沿いを歩いてさくらの足湯のところまで行き、そこから河津桜原木-豊泉橋-川沿いで上流へ向かいました。どこかでニアミスしていたようですね。

私のページも今週末(土曜は雨のようなので;;)にはまとめて掲載したいと思います。

きっとニアミスしてましたね、ブログみてびっくりしました(笑)
レポ楽しみにしてます。それからトラックバックさせてもらいますね!

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