2004年12月15日
KHS F20R ハンドル顛末記
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身長148cmでKHS F20Rに乗れたの?というコメントをいただいたので、乗れたよ、というか乗ったよ!っていう購入した時の記憶メモ・ハンドル顛末記。今思えば知識が足りず、もうちょっとなんとか出来たかもしれない、という思い出。
昨年10月に相方がMoulton APB Nexus7に変えてからというもの、それまでの私のBRIDGESTONE トランジット ストリートではスピードがついていけなくなっていたこともあり、 いっそビュンビュン走ってくれる自転車にすればこの脚力をカバーしてくれるに違いない、という安直な理由で選んだKHS F20R。勿論、輪行してツーリングに出掛けたいというのが買い換えの目的であって、他の折り畳み自転車に比べフレームが細いのが良かった、というのがもっともらしい理由なのですが。
私が試乗したのは2003年モデルで購入したのは2004年モデル。小柄な私は自転車にまたがるとハンドルに手が届かなかったためKHS F20Rの特徴でもあるブルホーンを断念してフラットバーに付け替えてもらうことにした。シフトレバーも新たに一式。だったらF20 Tでも良いのではと悩んだものの、フロント52T-39Tの2段っていうのは捨てがたい。だってなんだかすごく走りそうですよ。(この時、52Tの「T」の意味がわかってません)9×2の18段。相方が7段だから、これなら絶対に勝てる。(だから、ギア比だとか全然わかってません。未だにわかっているかも不明です。)
ところが付け替えてもらったフラットバーハンドルの横幅が広い。切れるところギリギリまで詰めてもらったもののそれでもまだ安定性が悪く、どうもしっくりこなかったのにも関わらず「まぁ、こんなもんなのかなぁ。慣れれば大丈夫でしょう。」と乗り続けることに。後でカタログをながめていて気付いたのは2004年モデルではニューショートリーチブルホーン400mmとある。どうやら変わっていたらしい。直訳すると「新しい短く伸ばす雄牛の角」ってとこでしょうか。すいません、英語は大の苦手です…orz
そしてある日、とうとうやっちゃった。
引越し直後で疲れていたこともあり、不馴れな土地でようやく家の近くまで戻ってきたという安堵感で油断していたところへ、右折でこちらへ進入してきた車と進路が重なりそれを避けようと左へ寄ったらハンドルの端が道路の植込みに接触、慌てて右へバランスをとると車のミラーにハンドルが接触。そしてバランスを保てずに転倒。時速27kmくらいで走行中の出来事。
後輪がふわりと浮き上がりハンドルを握ったまま「あ、まずいな、転ぶんだな」と思う。結構冷静なもので「こういう時は受身をとるんだろうな。受身ってどうだったっけ。左へとろうか、右へとろうか。左だと路肩の段差に体を打ち付けたらまずい。後続車はいなかったはずだけれど、万が一いたとすれば右だと取り返しのつかないことになるかもしれない。路肩から少し余裕がありそうだ。よし、左だ!」と、まぁ、こんな事をどんどん近付いてくる地面を見ながら考えていたわけで。そして前頭部で着地・バウンドした瞬間とっさに左に重心を変えて顔を腕で覆いながら滑り込み。2〜3mは滑ったでしょうか。左肘打撲全治3ヶ月。
よくもまぁ、運動神経ゼロ・鈍い・運動音痴と家族から大絶賛されている自分にこんな身のこなしが出来たものだと今でも信じられないけど、これが火事場のなんとかってやつなのでしょうか。
運良く転倒したのが消防署の目の前で、わらわら〜っと消防隊員が数人出て来たかと思うと、寄ってたかってアレヨアレヨと言う間に応急処置が完了。念のため救急車で病院へ。119番する手間が省けたようです。
その後、1ヶ月半後にはなんとか自転車に乗れるようになったものの、まだ左肘が痛くて腕を前に伸ばして物を握り続ける事が出来ない状態。そして相変わらずハンドルは不安定、心も転倒で生まれた恐怖心で不安定。ここでようやく決心する。ブルホーンに戻そう。どう考えても肘は前に伸ばすよりも曲げる方が楽だし、新しい短く伸ばす雄牛の角ならもしかすると手が届くかもしれない。ダメでもともと、左肘が治るのを待っていたらいつになるかわからないし完全に痛みが無くなる保証はどこにもない。かといって今のハンドルのままでは左肘に負担がかかり過ぎて治るもんも治らない。どうせこのハンドルを使い続ける事は難しいのだからブルホーンを試さない手はないでないかと。前傾姿勢になるから背筋が必要? いぃょいぃょ、私鍛えるよ。ともかく、この痛みをなんとかして自転車に乗りたいのっ。
ハイ、正解。なんとこれが上手くいったわけで。ブルホーンは大分上向きで雄牛の角っていうよりは威嚇中のクワガタの様ですが。いつも世話になっている自転車店の氏曰く「軟弱ブルホーン」。いぃのいぃの、私が乗りやすければそれでいぃの。
っていうか、だったら最初っからブルホーンのままで良かったぢゃん…orz
そんなわけで、148cmでもKHS F20Rいけたょ、というお話しだったわけですが最後に。ヘルメットがあったからこの程度で済んだと救急隊員の人に言われました。事故は避けられないものかもしれないけど、最大限の避ける努力はしないとなぁ、と。
Comments (5)
結構イロイロと大変だったんですね。
今のところ無事故ですが、楽しく乗る為にも気を付けてくださいね~
おおぅ・・
衝撃的です。
もうすっかりコレは無理だと思っていたものだったので、もう一回再検討しようと思いました。(諦める前はデザインと価格で、最有力候補でした)
そういえば、ブルホンKHSはクワガタっぽい!
148cmの女性が威嚇したクワガタにまたがって疾走する姿ってかっこいいと想像しました。
ayakoさん
ホントにそうですね、楽しく走ってこそだと思います。
けいこ村さん
うん、購入候補に入れてみてください、そして買っちゃいましょう!(ムセキニン)輪行も楽だし小径のわりには良く走るのでおすすめです。
かいました!
えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜?!
はやっ(笑)