2004年06月16日
トマトの苗木
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親父さんがトマトの苗木をくれた。30cm四方くらいのコンテナに植えられた小さなトマトの苗木だ。ちなみにこの親父さんはトマトが嫌いで、我が家の家長が嫌いだという事は、トマトが食卓に上がる事も殆どない。でも、これでトマト食べ放題と言ったところか。お母さんが「成った端から摘んでチョチョッと洗って食べれば良い」と言う。「大きく成ったのはその場では無理だけど小さいのは大丈夫、お腹に子供が居た時にあたしはそうやって栄養を補給したのょ」と言う。なるほどね、もいだらその場で食えって事だな。
昼休み、メダカが沢山孵った睡蓮鉢をぼーっと眺めるあたしに、親父さんはその隣にあったトマトの苗木を指しながら「ホラ、肥料をくれてやらなくちゃダメだ」と言う。いつの間にやらあたしのお気に入りエリアにトマトの鉢が設置されている事に驚く。手渡された肥料の袋から白い小さな玉粒をひと掴みとると「そんなにくれたら、腐る!」と言う。そうか、なるほど、少しずつね。「土をかぶせなくちゃ」「ハァイ」「水もくれとけ」「ハィ」「時々肥料も追加しろょ」「ハァ」。
もしや、トマトの世話を押しつけられたんではなかろうか?なぁんて、そんな事は心のドコかでチラリとも決して思わないんであぁる。出来た嫁だなぁ、あたしは。
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