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庭の風物

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2007年10月16日

烏骨鶏の大脱走

休日の午前中、少し早めの昼食(または非常に遅い朝食ともいう。朝寝坊なのだ)を新聞を読みながら摂っていると携帯に電話。「富士響の○○ですが…」と言われ、誰だかわからないまま会話を進める。電話を切る直前に「あぁ、はるらさんだったのか(笑)」と気付く。と思ったら、烏骨鶏が外で激しく鳴いているので、また猫と格闘してるのかねぇなんて考えていると、あまりにもけたたましく鳴く。おかしいな、うちの烏骨鶏は猫より強いはずなのだが…。様子を見に行こうと席を立ったら、激しい鳴き声はドップラー効果のごとく疾走していった。なんだか外が騒がしい。

外へ出てみたら、近所の方が犬のリードを持っててんやわんや。隣家を犬が暴走中。我が家の敷地内には鶏の羽が散乱。なんてこったい!!!!!!

しばらくして暴走ワンコは無事捕獲。ボー然と立ち尽くす私に近隣住民は「どうもお騒がせしました」と。いや、その、あのですね、うちの烏骨鶏が見当たらないのですが。さっきすごい鳴き声がしてまして。いゃね、2羽いるんですよ、2羽。放し飼いにしているんですけど、2羽とも見当たらないんです。絶対に家からは出ない鶏なんですけどね。

【義母が大事にしているペットの烏骨鶏なのよ!!!!!
 一体なんて事をしてくれたんだぁぁぁぁぁっ!!!!!←心の叫び】

あぁ… orz

食われたか? にしては血痕はないしなぁ。
ふとノーブラで出てきてしまった事に気付いて、慌てて部屋に戻りブラジャー装着。ジャージを履いて、両手に軍手をはめ、片手には棒切れを持ち、捜索態勢完了。異様な出で立ちで近所を捜索するのだけど、なかなか発見出来ない。植え込みをかき分けて覗いたり、畑の茂みを棒でかき分けていると、子供達が「おばちゃーん、何探してるのー?」と興味津々。ねぇねぇ、少し小さめの真っ白なニワトリ見なかった?とオバチャン。

しばらくして家に戻ったら、ちょうど義母が美容室から帰ったところで、犬の飼い主ご夫婦から事情を説明されていた。カー様、今日はこれから結婚式でせっかくヘアをセットしてきたところなので、大事な娘達を髪を振り乱してまで探す訳にもいかない。「こ、こんな忙しい時に…!」と若干キレ気味のご様子(汗)。

もう一度改めて丁寧に庭の茂みを探すと、1羽発見。さっきは居なかったのになぁ。

捜索を一時切り上げて茶なんぞを飲んでいたら、「ウっちゃん、5歳になったのになぁ。一番最初に来た鶏だったからねぇ。もっと長生きして欲しかったのになぁ。可哀想に…」って、カー様!ウっちゃんはまだ死んだとは限りませんぞ!っていうか、あの娘がそう簡単に死ぬとは思えないのですが。かと言って、自力で帰って来られる程、賢いとも思えないけど…。

2時間後、
「ウっちゃん帰ってきたから。ありがとね。」とルンルンのカー様。

無事帰宅したウっちゃんは、心無しか2回りくらい小さくなってました。

そうか自力で帰ってきたか。
案外アンタ賢かったのね。
ごめんよ、馬鹿だと思ってた。
だってよく「トリアタマ」とかって言うじゃない。

しかしあれだね、アンタ一体どこに居たんだい?
あんなに心配して探したんだから、ちっとは何があったか説明してくれも良いんじゃないかね?え、どうなんだい?

とりあえず、お礼として明日から新鮮な卵を提供してもらわねばっ。

2007年06月08日

庭の鳥たち

昼間仕事をしていると、烏骨鶏のお嬢さん達が「小屋から出せー!」とやかましく鳴くので、最近では庭に放し飼いにしています。ニワトリとはよく言ったもので、庭から外にはまったく逃げず、夕方になると勝手に小屋に戻って眠るので感心。

烏骨鶏が庭中を闊歩しているので、大抵の来訪者は驚きます。大丈夫、彼女達は襲ってきませんから。

三羽の彼女達にはそれぞれ名前がありますが、私には見分けられません。見分けられるのは飼い主である姑だけ。しばらく観察していると、三者三様で、1日中食べ歩いてる者に、木陰で休憩をとる者。そして日がな一日、植え込みの中でじっとうずくまる者。当初庭に放し始めたころ、1羽足りずに慌てて近辺を探しまわりましたが、植え込みの中に見つけたソレはまるで、スーパーのビニール袋、すなわちゴミのようで気が付きませんでした。

1日中餌を求めて歩き回る方あり。


木陰で休むものあり。

植え込みの茂みでうずくまるもの。中央に見える白っぽい固まりがそれ。

そんなわけで、最近は静かで平穏だったのですが、今度は百舌鳥のご夫婦が庭の木に巣を作られたようで、これがまたよく鳴くんだなぁ。夫婦入れ替わりで餌をくわえて戻ってくると、すぐには巣に戻らず近くの木に止まって警戒の一鳴き。もうちょっと近い木に移動して、もう一鳴き。近くに不審者が居れば威嚇。巣に戻るまでは、ともかく鳴く。でも、雄か雌の入れ替わりなので、鳴くのはどちらか1羽。

ところが今日はやけにけたたましく鳴き続け、しかも二羽揃って鳴いていて、その鳴き方が尋常ではありません。何事かと庭を覗いてみたら、近所のトラさん(猫・勝手に命名)が睡蓮鉢の水を呑気に飲んでいるし。百舌鳥はその天敵の上空を行ったり来たりしながら一生懸命に威嚇していたのでした。これはたまらない。トラさんには優しく退場を求めたのですが、まぁこの猫は図太い。一向に帰る気配がないので箒を振り回してお引き取り願いました。

その間、烏骨鶏達は我関せずという風で、遠巻きに見ているのでした。

百舌鳥の巣。近寄るとすごい剣幕で威嚇される。

PROFILE

自己紹介(KHS F20R & Moulton APB Nexus7)
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