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2004年12月05日

野田山サイクリング&ハイク

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前日の雨と強風のため、週末の修善寺は断念。空はすっかり青空なので、近くの野田山へ行こうと思い立つ。三振王さんの富士川楽座〜野田山〜展望広場を参考にさせてもらう。


富士川河川敷(Map)からの富士山。山頂は雲に隠れてしまっている。

まずは富士川橋を渡り富士川楽座で燃料補給。いでぼくのソフトクリームを横目に見ながら牛乳を飲む。1杯250円、濃厚で美味しい。普段あまり牛乳を好んで飲まない私がゴクゴク飲むのを相方はどきどきしながら眺めている。うっかり最後まで飲み干しそうになってしまうのをグッとこらえてコップを相方に返す。これなら1人1杯ずつでも良かったかなぁ。楽座では地元の農産品が並んでいた。種無し柚子が3個で100円。義母が作るキンカンのジャムが美味しいので探すけど、キンカンの季節にはまだ早いようだった。また今度買いに来よう。


富士川楽座(Map)から愛鷹山を望む。稜線を左に辿ると富士山。

富士川楽座を少し過ぎ楽座の裏を回る形で山を登り始める。久しぶりの山登りはちょっと辛い。それに引き替え相方がどんどん先に見えなくなっていく。今、奴が乗っている借り物のAM-GTはなんとまぁ山登り仕様にされているときたもんだ。チ、チクショゥッ。なんてこったい。


カニが道を横断中だった。

この時、私の心の中で密かな思いが芽生え始めていた。そして、だいぶ先で自転車から降りてこっちを眺めながら待っている相方。その相方の目を見た時にホンの一瞬だけど確信できた。考えている事は同じかもしれない。いゃ、同じであって欲しい。

「お前さ、これ乗れ」
あたい、アンタを選んでホントに良かったょ(少嘘)。
「いゃ、悪いからいいょ」
ホントは乗ってみたいんですが。だって山登り仕様ですょ、その自転車。
「こっち、乗れ」
「ドロップはちょっと無理だよ」
ホント、ドロップは流石に無理だって。
「登りだから、バーを持ちゃぁ良い」
なるほど。そうか、そうか。
「でもなぁ…。サイズ、合うかなぁ」
スペシャルミニなのだ私は。大体において、既製品でサイズが合うものなど殆どない。ズボンだって20cm以上切らないといけない。だけど、乗りたい。
「このKHS、あんたにはシートピラー足りないって」
「なんとかするから」
「そうかぁ?ぢゃぁ、ちょっと乗ってみて無理ならすぐに辞めとく」
はい、乗ってしまいました。乗りたいならウダウダ言わずにさっさと乗ろうよ私。もう後戻りは出来ないようです。

あぁ神様、なんてあなたは罪なんだろう。どうして私に新たな快楽を教えてしまったのですか。ってゆぅか、何コレ。何ですかこの軽さは。しかもフロント3段ですょ。いつもKHSでは一番軽くしてもヒィヒィ言ってるのに、まだまだ余裕があるんですょ。急な坂道もシコシコ登れるんですょ。なんてこったい、貸主さんアナタは鬼だ(バチアタリ)。


随分と登って来たところでふと来た道を振り返ると、そこには富士山の姿が。これがサイクリングの醍醐味。

まだ半分も登っていないのに、もう既に私は前回の相方と同じ状況に陥ってしまった。すごぃょ、コレ。いつもなら「んあぁ?今のあたしに話しかけるな、コラァ!」と必死な形相で登るのだけど、今日は違う。車が殆ど来ない山道を会話を楽しみながら登る余裕まで生まれちゃって「見てみて、富士山がぁ〜」「ねぇ、あたしのKHSもこんな風に山登り仕様にしようかなぁ〜」なんてほざいてみる。


山登り用にチューンナップされたAM-GTは、流石に走りやすかった。もうすぐそこが山頂。

結局、そのままAM-GTからKHSに乗り換える事もなく頂上へ。野田山健康緑地公園で遅い昼食をとる。ここからの富士山や駿河湾、伊豆半島の眺めは最高だった。
「ねぇ、あたしのKHSさぁ、あんな風にさぁ…」
まだ言うか。


野田山健康緑地公園(Map)から富士川河口と駿河湾。向こうに見えるのは伊豆半島。

緑地公園から展望台へ向かって遊歩道をしばらく歩いてみたものの、それらしきものは見当たらなかった。自転車で少し回って下り、大師広場に自転車を駐輪して東海自然歩道へ入る。道はすっかり荒れていて所々水没しているところも。念のためマグライトの電池を確認しておく。トレッキングシューズを履いてくれば良かったなぁ。

30分程歩いたところで、コースがわからなくなってきたので戻ることに。この辺はすごいなぁ、1日中トレッキングで遊べるではないですか。片っ端から歩きたいぞ。今度はしっかり下調べをして来よう。


下りの途中、前方に落石発見。


随分と大きな落石だった。

すっかり日も傾き始めたのでここからは一気に山を下り蒲原へ。
下りは勿論、走り慣れたKHS。やっぱりこいつも走り良い。大分タイヤがくたびれてきたのでそろそろ交換時かな。自分のKHSの改良点を知り良いところを再認識した、自転車の世界がまたひとつ広がった1日。


野田山健康緑地公園から富士山を眺める。


富士川橋→富士川楽座→野田山健康緑地公園→蒲原城跡地付近→富士川橋
走行距離:約25km

Posted at 2004年12月05日 21:55 |   |  Comments (4) |  TrackBack (1)
Category [ 富士・富士宮周辺 ]

Comments (4)

オガワさん、今晩は。

ツーレポ拝見しました。
同じようなコースを、どのようにレポにするか興味深いです。
デジカメの構図とか、「こんなのもアリかな」と参考にさせて頂きますね。

私の方も、11月23日の紅葉編もアップしました。(懲りもせず)

そんな、ツーレポだなんて滅相もないです。ただの日記です(笑) 三振王さんの11月23日の紅葉編拝見しましたが、12/5よりも11/23の方が富士山の積雪が多いってのが今年の天候をよく表してますね。

Are you making this up as you go along?


Свободу симулировать невозможно!

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Weblog: 大人読本
Tracked: 2004年12月07日 16:21
Excerpt:  静岡は山がちだ。平地もあるが、山の合間に平地があるのだ。海もあるけど山もある。サイクリングもかなり山を走る頻度が多くなる。  今日はいい天気だった、風が強かったので海辺よりは山がちである方が良さそうだし、近所の野田山にでも登ってくるか。という話。近い......[続きを読む]

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