富士日誌

お昼ご飯として配付された鮎汁のゲップに悩まされながらの中盤戦、おそらく50kmコースに参加していたのであろうKHS F20-RCシルバーホワイトに乗っていた女性を発見しながらも、あまりにグロッキーで声をかける元気がなかった事を少々後悔しつつ、西伊豆に引き続きまたやりやがった相方のパンクで始まった後半戦。まぁ、仕方ない、整備不良ではなく鉄屑を踏んだのだから。大会スタッフに『随分ついてるね、宝くじでも買ってみたら？』なんて冗談で励まされ、ホントにゴール後の抽選会であたしが欲しがっていた静岡県サイクルツーリングガイドで有名な白鳥和也氏のサイン本「素晴らしき自転車の旅(平凡社新書)」を当ててしまった。

そして、前半からほぼ同じペースで走り続け、ゴール後には会話を弾ませたMTBの3人組。この方達にはかなり励まされました。3人のお陰で100km完走出来たといっても言い過ぎではないくらい。相変わらずあたしの事はお構いなしに先を行く相方を必死に追い、3人組を追い抜く度に『はえぇ』『すげぇ』『やるぅ』という言葉があたしの耳に入る。秘かに嬉しい。でも実際のところは、もうヘロヘロで3人を一時に抜き去るのはかなり大変なわけで。抜き際にそんなお褒めの言葉をいただいてしまうと、抜いた後に力尽きてペースダウンし再び抜き返される、なんてことはあたしにとってどうにも許されず、せっかく貰った言葉を返すわけにはいかないし、返したくない。だから、必死に漕いだのであります。

そんなわけで、MTBお三方、大変感謝してます。
みなさんのお言葉が程良いプレッシャーとなり、それが前進への活力となりましたょ。
来年も参加されるのであれば、是非、ポリタンクを持参して温泉を持ち帰ること（笑）。