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2007年10月16日

妊娠に否定的な家族

新しい命の誕生に、誰もが喜んでくれると思っていたのに、それは思い上がりだったみたい。

子供が出来たと聞いたら「おめでとう」とか「良かったね」とか「楽しみだね」とか、そんな言葉が出てくるのがごく自然なことだと思っていたし、実際に自分もそう思っていた。だから今回の件に関しても同様に考えた。しかし、そうではない現実と向き合った時、当然みんなは喜んでくれるものだと無意識に考えていたことが、不遜な態度であったのだと思い知る。

相方の両親の反応は、私達の予想をはるかに越え、とても否定的だった。

私には、子供を産む資格がないという。
私には、子供を育てられるはずがないという。

来年1月末に義妹の出産を控え、義母はあからさまに迷惑そうだ。
娘の出産の面倒があるのに、家に妊婦が居ては困るのだろう。

義父は自分が自分の思うような快適な生活を送れることが第一であって、それを邪魔するものは全て否定する。例えば何年か前にこんなことがあった。私達がお風呂から出た後はいつも臭いと怒った。歯磨き粉の臭いが気に入らないというので、歯磨き粉を変えた。それでも臭いと言う。

私はそれまで使っていた洗顔フォームもボディーソープも全て止め、義母が使うものに変えた。それでも、まだ臭いと言い、彼の結論は「まゆみが臭い」ということだった。洗濯洗剤も全て同じものに変えた。それでも臭いんだと騒ぎ立てる。もうこれ以上は手の打ち用がない。そもそも、コロンなどは勿論、整髪料などは嫌いなので一切使用していないのに、それでも臭いというのなら、私の体臭が臭いのだということになる。呆れて涙すら出ない。

ちなみに、つわりで色々な臭いがダメになった私にとって、苦しいもののひとつに、風呂上がりに義父が使う整髪料がある。これまでに、その臭いで何度か吐いたことを、当然彼は知らない。

孫達が遊びに来るのもそれほど嬉しくないようだ。義母がみんなに美味しいものを食べさせてあげようと準備し、楽しそうに孫達と遊ぶのだって気に入らない。自分のお世話が疎かになることを極端に嫌う。

それでも、これまでに誕生してきた孫は、みんな別宅に帰って行くからほんの一時の我慢で済んだ。だけど同居している私達に赤ちゃんが誕生したら、そうもいかない。24時間赤ん坊中心の生活が送られるという想像は容易いことだ。旦那がまだ産まれて間もない頃、乳をくれている義母に「俺の面倒をもっと見ろ!」と怒るくらいの人だから、何を望むのも難しいだろう。

いゃ、これらのことが想定出来ていなかったのかというと、そうでもない。
子供が出来て、この家で育てたいと言えば、相方の家族はきっと歓迎しないかもしれないということくらい想像はできていた。だけどそれでも、受け入れざるをえないものと考えていたのだ。今改めて考えれば、私達は実力行使にでようとしていたのかもしれない。きっとなんとかなると考えていた。

しかしそれは甘かった。
まさか義母から家を出て行って欲しいと打診をされるとは考えてもみなかった。
子供が出来たと言ったら、家を出てけと言うなんて誰が予想出来るだろう。
この状況は私の胎教に良くないという。だから、家を出て行って欲しいのだという。彼女の言いたいことは理解できなくもない。むしろ、正論だと思う。ただ、その裏に見え隠れする、義父と私との間に挟まれて面倒なことはまっぴらだという気持ちが手に取るようにわかる。

別に彼女は、子供の誕生が嬉しくないのではないのだろう。むしろ嬉しい。嬉しいけど、義父の状況を考えると、手放しで愛情を注いであげることが出来ないことへの焦りから、そういった発言に及んだのだろう。その翌日、私用に食卓に取り置いてあったブロッコリーは、彼女なりの愛情なのだと思う。

だけど、私には子供を産み育てることなど出来ないと言ったのは彼女だ。

頭の中がぐるんぐるんだ。

以前は、東京に帰りたくってしょうがない時があった。元々田舎は嫌いだった。大きな本屋はないし、車がないと生活出来ないということにも抵抗があった。いつか絶対東京に帰るのだと考えてた。だけどなんとかこの町での自分の居場所を見つけ、友達も出来て、生活のペースもすっかり馴染み、もう自分には東京生活は無理だろうなぁ、この土地で子供を育てるのも良いかもしれないと思い始めていた矢先の出来事だ。

「あぁ、だったら東京に帰るとも!」

勢い余ってそう考えた。

東京は便利だ。公共施設だって充実している。
1つの台所を女2人でシェアするのは大変だ。
好きなように好きなことが出来るようになるではないか。
いちいち煩いことを言われる心配もなく家電だって新調できる。
家族3人で好きなようにのんびりと暮らせば良い。
東京に住んでいれば、きっと困った時は私の母が喜んで駆けつけて、あれこれ世話を焼いてくれるに違いない。呼ばなくても押し掛けてくる、彼女はそういう人だ。

だけど、東京には自然がない。
田んぼだとか畦道がない。
用水路に落ちて泥だらけになって遊んだ幼少期を持つ私は、こちらへきて、その大切さを再確認していた。

そして、この地を離れたくない最も大きな理由が今は存在していた。
ようやく音楽がまた出来るようになったのに。
この人達といつまでも一緒に演奏していきたい、そう心の底から思える人達と出会えたのに。

だから、私は東京には帰りたくない。

では市内にアパートを借りる?
平日は東京で暮らす相方が居るのに、わざわざこちらに一人で居を構える理由がない。

いや、どこに暮らそうかなんてそんな問題、本当はどうでも良いのだ。
自分だけが義父から嫌われるのならまだしも、産まれてくる赤ん坊まで疎まれるのは気の毒でならない。母親としてなんて不甲斐無いんだろう。本当はこれが一番哀しくてならない。

頭の中がぐるんぐるんだ。

子供を持つことに関しては二人で慎重に検討してきた。
ようやく子供を持とうと決めて、運良く命を授かった。
ただそれだけのこと。

しかし、子供になかなか恵まれないのだと勘違いしていた私の両親。
だから待望の初孫に手放しで喜んだ。
自分の娘の出産を諦めていたわけではないだろうけど、期待しないように努めてた母は、亡くなった自分の妹の娘の妊娠(来年2月出産予定)を我が子のことのように面倒をみていた。マタニティ服を作ってあげたり、ベビー服を作ってみたり。思いがけず2人も同時に孫が出来たと彼女は大喜びだ。
孫が欲しくって欲しくってたまらなかった父は、涙をこぼし喜んだ。恐らく、一番喜びをあらわにしたのがこの人だ。

一方、私達は子供を持つつもりはないのだと勝手に思い込んでいた相方の両親。
だから、突然つきつけられた事実にパニック状態。

答えを急いでも良い結果が出るとは思えないので、思考回路を停止させるためいくつかを断線させることにした。
ともかく今は、相方の両親が子供の誕生を冷静に受け止めてくれるまで待つしかない。


大体においてだな、私はマタニティブルーなのだ!

Posted at 2007年10月16日 17:30 |   |  Comments (17) |  TrackBack (0)
Category [ ニンプ日誌 ]

Comments (17)

誰しもが多かれ少なかれこういう道を通ってきているのではあるけれど、まぁ、こういう時に頼りにすべきは旦那ですな。

旦那だけには味方になってもらわないと。
ね、nisinさん。(^^)

>私には、子供を産む資格がないという。
>私には、子供を育てられるはずがないという。

ご心配なさらぬな。出産までの9ヶ月間でちゃんと資格が備わるように神さまが仕向けてくれるようになってますから。
むしろ「激励」と心得よ。それが親になる者のつとめ。主役は、生まれてくる赤ちゃんであることを忘れるべからず。

子育ては楽しいよ。
子育てをしていると、自分が自分の親からこれまでに受けた気づかなかった愛情の深さをひしひしと感じることができるから。
「こんなときは両親もこんな風によろこんでくれたんだろうな。」「こんな風に悩んでくれたんだろうな。」「こんな風に涙してくれたんだろうな。」

もうすぐ、そのことを楽しむことができるね。

Danjnunさん >

旦那ですなー(笑)
基本的に富士日誌にはこういうことは書かないよぅにしてきたんだけど、開き直って書いてみたら、思いの外スッキリしたぞー。(笑)


ciao >

そうなのね、そのために9ヶ月もお腹の中で育てるんだね。
つい先日、翌朝起きたらいきなりお腹がおっきくなってて出産当日になってたらどうしよー、とか考えたのだけど、まだ産む準備が出来てないだろうなぁと思ったさ(笑)

 久しぶりです。
 おめでただぁ!!
 とウチでかみさんと喜んでいたのに・・・

 気晴らしに帰っておいでませ。

 出来れば旦那と・・・

 喝を入れて差し上げよう。制作担当者は一人ではないのだ。奥さんの心の叫びを聞くことは旦那の役目なのだ。働きゃいいってモノではない。

 かみさんの大事な後輩の(勿論、私にとっても大切な)貴女を全力で応援します。


 がんばれ!

mayちゃん・・・どうコメントして良いのか、悩みます。。。
私の意見は、偏っているので色んな人に意見を聞いて欲しいと思います。
お母様の「育てられない発言」は許せないけど、「家を出て行って欲しい」はmayちゃんの事を考えての事だと思います。義父と暮らしてきたお母様がどうなるのか、1番想像ついたのだと思います。
確かに産んだ後の事を考えると、そこにいるのは心配です。

初めての妊娠で不安な事も多いけど、つわりが無くなったら「産むその日まで、普通の生活が出来る」
特に問題がなければ、陣痛が始まっても、自力で産院に行く事も出来る。。。そんな我が子を守ろうと言う強さが、ついてきます。
何でも話しましょう!それから、mayちゃんは、臭くない~!

色々あって苦労しますね。
私がもし同じ立場だったら、別居しますね。
私生活で精神的にキツイ生活なんてごめんです。
 
お産のための病院と大きな公園などが近くにあれば
安心してのびのびと気持ちよく暮らせそうな気がします。

まだお産まで日があるので、旦那さんとじっくりゆっくり話し合ってください。結論をあせらずに。


難しい問題なのでROMろうと思ったのですが書いてしまいました・・・。
良い方法が見つかることを願っています。

クロスロードさん >

先輩お久しぶりっす!
いゃね、ここでひとつ誤解を訂正。
旦那はあくまでも協力的であって、
唯一の精神的支えとなっておりますので、ご安心を(笑)
年末には一度帰省しますので、よろしくです。


はるらさん >

ありがとーっ。
2本ほど回線を切ったから、今はもぅすっかり元気ょ(笑)
今週は体調も良くって、今日は久しぶりに美容院に行っちゃいました!


こーせーさん >

そそ、ついROMりたくなりますね(笑)
だからいつも、こういうことは絶対に書かないでいたんだけど、いゃー、書いたらスッキリ!だからコメントありがとです。
じーちゃんとばーちゃんはおったまげたんでしょう。
放置プレイに限るのだ(笑)。

うち、今日二人目産まれたぞ。

mayさん
タイトル見て驚いて、内容を読んでまた驚きました。

僕も、2児の親、子供を育てた経験から、言うね。

こーせーさんのコメントに同感です。

生まれてくる、命が、一緒の家に住む、家族に歓迎されないなんて、そんな不幸な話は無いよ。

どうしても、同居しなくてはいけない理由が無いなら、
義理の御両親とは別居した方が、お互いに幸せだよ。


それと、子供を産む資格?そんなもんが、誰にあるんだろか?
生まれてくる、命をしっかり愛して、守る事が出来れば、
十分です。

だから、生まれてくる命をしっかり愛する為にも、義理の
御両親とは、距離を置いた方が、良いと思う。。
いや、、思うの出はなく、そうして欲しいな。
mayさんの為、生まれてくる命の為に。。

少し、ストレートすぎるコメントだけど、mayさんの
事を知っているだけに、こう書きたくなりました。


manakaくん >

おすっ。まさに今日生まれたのか(笑)
おめでと。10年以上も昔の君しか記憶にないから、父ちゃんになってる姿が想像出来ないぞ。


レイニーししょ >

ありがとです。
>> 少し、ストレートすぎるコメントだけど
いゃいゃ、あめさんの人柄がわかるから、逆に真正面から受け止められるので、助かります。まぁ、急がば回れってんで、のんびり考えていきますょ。とか言って、後で会ったら、ガーーーーーーーッ!!!!って機関銃のように話すと思うけど(笑)

mayさん、こんにちはー
ご両親の反応、ちょっとビックリでしたね。
お腹の赤ちゃんも「えー」って言ってるかも?!
お互いの幸せを壊さない暮らし方をするという点で、別居もいいんじゃないかなー。よく話し合ってよい方向に向かいますように。

ayakoさん、ありがとー。
>> お互いの幸せを壊さない暮らし方
ちょっと目から鱗だったわ。
自分(自分たち)の幸せしか考えてなかったかもー(汗)。
年が明ける頃にはきっと最良の答えが出てますよーに。

>may様
ROMるのはガラでは無いし、でも何書いてもワタシの立場では無責任になるし...というので躊躇っておりましたが、ワタシの狭い経験から幾つか...

喧嘩ってのも話し合いの一つ、コミュニケーションの一つであって、やらかすたびに何かが進展して行くというコト。

イワユル「できちゃった」で周囲は大反対だったけど、生まれてみたら反対してた人達も「とろとろ」になっちゃって、今ではすっかり上手く納まってるっていうパターンを身近で複数見ているというコト。

とゆーコトを勘案しますと。

>>突然つきつけられた事実にパニック状態。←が事実で全てであると思われますので、しばらく様子を見るコトがよろしいのでは、と。こちらのご両親がお幾つかは知りませんが、自分達の行く末を纏めにかかっていて、今度のようなコトは想定外だったのかもしれません。息子夫婦と同居するということは、其れに伴う諸々を全て受け入れてゆくというコトだって認識が甘かったのかもです。

こちらもパニクったふりをして、この際いーたいコトぶちまけるという戦法もありますが、其れを実行なさる場合には旦那様と一緒にってのが鉄則のように思います。

思惑の違いを摺り合わせ、2つの世代・家族が一つの大きな共同体になれるよう望んで止みません。

時間は10月10日あるというコト。上手く時間を使って何がどうあれ丈夫なお子さんが生まれ、落ち着いた環境で皆さん楽しくケンカしながら過ごせるようになりますことをお祈り致しておりますm(__)m。

P.S
お義父様の親戚等で仲介して下さるような人いらっしゃいませんかねぇ...

青鬼は、自分の不甲斐なさが苦しいのでしょう。
赤鬼は、心底心配しているだけでしょう。
小鬼は、タイミングまで待ちきれない。
髭鬼は、皆が慌てているのに無力ですね。

考えるなかんじろ。

1sugiさん >

ありがとうです。
そそ、時間がたてば、なんとかなりますから(笑)。


nisin >

そして、餓鬼が生まれるんだな。
我が家は鬼の巣窟だな。プ。

コメントの外枠の高さが足りなくなった…。
コメントのボリュームの記録、更新。

作り直さなくっちゃ。

>nisinさん
>mayさん

だれがこんな時にうまい事を言えと(笑)

まぁ、旦那さんの絶妙なかじ取りを静観させていただきます。
ひっそり応援してるで~ >nisin

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